2007年8月11日土曜日

雑記3 ゴダール『映画史』字幕作成に関して

 ちまちまとやってはいますが、分量が多すぎるので全8章が完成するのはずっと後になるでしょう。興味を持った方は、DVDでの購入を勧めます。画質・音質・注釈ともにそちらの方がはるかに良いですから。

 調べているうちに、いくつか参考になるサイトがありました。
フランス映画社の『映画史』サイト(言及・挿入された作品や人名のリスト)
 ※2Aの『大樹のうた』がニコラス・レイの作品だというのは、サタジット・レイの「レイ」違いで、IMDbを見てもそれらしい作品もない。単純なケアレスミスでしょうね。ざっと見て気づいたミスがこれでした。このサイトはよく知られているけれど、作業をして今見直してみると思ったよりよくできていたので。

La « partition » des Histoire(s) du cinéma de Jean-Luc Godard
mixiのゴダール『映画史』コミュで、カイエ・デュ・シネマ・ジャポン執筆者だった橋本一径氏が紹介していたサイト。『映画史』研究書のHistoire(s) du cinéma de Jean-Luc Godard. La force faible d'un art(Paris, L'Harmattan, 2006)の著者であるCéline Scemama-Heardが作成した、「『映画史』の引用作品や台詞、音楽、字幕をリストアップして表にしたもので、仕事の質としては日本公開時に刊行された『ゴダール 映画史 テクスト』[愛育社、現在在庫切れ]やその後のDVDの注釈と同等のもの」(橋本)とのこと。1Aには不備もあるようだが、おおむねDVD日本語版やその書籍よりも正確な箇所もあり、参照に足るものだと報告されている。